震災十年事業 「天地への祈り」(平成17年1月17日)


平成17年1月17日、阪神淡路大震災から10年の節目の日に、震災10年事業として兵庫県神道青年会主催で、「天地への祈り」が行われました。

これは 趣意書(別紙)の通り、震災から10年を迎えるにあたり、自然そしてそこに宿る神々に対する敬いや畏れの気持ちを再認識し、自然との共生の中で育んできた謙虚で穏和で勤勉な心根を思い起こさせ、また、自然と人との共生・人と人との共生という理念を象徴している「神祭り」の意義を広く問いかける事を目的とした事業でした。

子谷会長・井上実行委員長のもと、平成15年より会員一同一丸となり準備を進め、当日を迎えました。

午前5時46分、雨天の中「 よみがえれ・・・復興祈願祭 報賽祭」( ※1)を弓弦羽神社拝殿内に祭場を設けて、地元東灘区の方々にも多数ご参列いただき、斎行致しました。

祭典では忌火を熾し、祭典後担当者が弓弦羽神社から忌火をリレー方式で、三王神社、灘区(徳井神社・西灘公園)、中央区(東遊園地)、兵庫区(生田神社御旅所)、長田区(大国公園)、須磨区(須磨寺)、北淡町(北淡町震災記念公園)、郡家(復興住宅モニュメント)等、各所にある震災慰霊碑に捧げつつ、淡路の祭場まで徒歩で運びました(須磨区~北淡町~郡家の間のみ車で移動)。

※1 平成8年1月17日に弓弦羽神社境内において、当時の神青の先輩方により、「よみがえれ・・・復興祈願祭」が斎行されました。

震源地である淡路・伊弉諾神宮より「忌火」を運び、境内に据えられた高さ10メートルの大縄に点じ、街と心の再生を誓いました。今回の「天地への祈り」にあたり、弓弦羽神社で熾した「忌火」を淡路の地にお返しします。

『天地への祈り』趣意書
 クリックしていただくとpdfが開きます。

弓弦羽神社 火熾しの様子
斎主から井上忌火運搬部隊に
忌火が手渡されます
悪天候の中、
弓弦羽神社を出発しました
忌火を捧げます

午後1時30分、夕刻からの祭典奉仕者66名(全国からお集まり頂いた青年神職)は、身を清める為、淡路島多賀の浜海岸に於いて禊ぎを行いました。

1月の寒気と強風の中での禊ぎでしたが、無事に執り行われました。

祭典部は朝から会場設営に
あたっています
多賀の浜での禊

午後4時30分、神事に先立ち、「npoちんじゅの森」による民話劇『はじめに生まれし國にて』を上演しました。

国生み神話をベースにし、自然を畏れ敬うことの大切さ、また今回の祭典がなぜ淡路島で行われるのかを、一般の参列者に分かりやすく伝える内容でした。

民話語り
「はじめに生まれし國にて」
寒さも厳しい中、多くの方に
ご参列いただきました。

そして、午後5時30分伊弉諾神宮参道に設営された斎場で、全国青年神職有志の奉仕により「天地への祈り」神事が厳かに斎行されました。

まず、弓弦羽神社より運ばれた忌火が斎場に灯され、篝火の明かりの中、神籬に八百万の神々をお迎えし、神饌を供え、自然の恵みへの感謝と国の隆昌と繁栄、世界の平和を祈る祝詞を子谷会長が奏上しました。

そして、10年前に震災を体験した神職の涼恵氏により神歌「天地への祈り」を奉納し、各代表者の玉串奉奠の後、昇神の議を行い、厳粛に神事を執り納めることが出来ました。

全国の青年神職に
ご奉仕いただきました
参進 着座
弓弦羽神社より
忌火が到着しました
弓弦羽神社から運ばれてきた
忌火を篝火に点火します
お招きした八百万の神々に、
海のもの山のもの様々なものを
お供えをします。
祝詞奏上
涼恵氏による神歌
「天地への祈り」奉納

その後の直会では、「ふるさとセンター」に移動。子谷会長から御礼の挨拶、またご来賓の方々よりお言葉を頂戴し開会、盛大に行われ午後8時頃散会となりました。

祭典終了後
子谷会長より御礼のご挨拶です